pingコマンドは、ネットワーク疎通確認を行うための重要なツールです。
通常、オプションを指定せずに実行すると、デフォルトでパケットを4回送信して終了します。
ネットワークが不安定な場合や通信が途切れる場合など、ネットワークの問題を特定するために、pingコマンドを繰り返し実行して確認することがあります。
以下は、繰り返し実行したpingコマンドの結果を簡単にテキストファイルに保存するための.batファイルの例です。
このバッチファイルを利用することで、繰り返し実行したpingの結果を記録し、後から分析や報告に利用することができます。
pingの連続実行結果をファイルに保存するbatファイル
以下のテキストを、batファイル(拡張子[.bat])で保存します。
※IPアドレスを、ping送信先のアドレスに変更後拡張子[.bat]で保存する
echo off
set ymd=%date:~-10,4%%date:~-5,2%%date:~-2,2%
set time2=%time: =0%
set hms=%time2:~0,2%%time2:~3,2%%time2:~6,2%
echo pingを繰り返し実行しています。
echo 停止する時は[Ctrl+C]を押してください。
ping -t IPアドレス >ping_result_%ymd%_%hms%.txt
【例】IPアドレス192.168.15.1にpingを連続で実行する場合
echo off
set ymd=%date:~-10,4%%date:~-5,2%%date:~-2,2%
set time2=%time: =0%
set hms=%time2:~0,2%%time2:~3,2%%time2:~6,2%echo pingを繰り返し実行しています。
echo 停止する時は[Ctrl+C]を押してください。
ping -t 192.168.15.1 >ping_result_%ymd%_%hms%.txt
このbatファイルを実行すると、pingを繰り返して実行し続けます。
※停止する時は、[Ctrl]+[C]を押します。
実行結果は、下記テキストファイルに出力されるので、結果を送ってもらうことで状況を確認することができます。
コマンドライン操作に不慣れな方にとって、pingコマンドの繰り返し実行は少し難しく感じるかもしれません。都度コマンドを入力するのは手間です。
そのような時は、バッチファイル(.batファイル)を活用することをおすすめします。バッチファイルには、pingコマンドを自動的に繰り返し実行するスクリプトを記述できます。これによって、複数回のpingを手動で入力する手間を省くことができます。
バッチファイルを作成すると、pingコマンドを一度だけ記述し、その後はバッチファイルを実行するだけで自動的に連続してpingが行われます。これにより、操作ミスを防ぎつつ迅速にping結果を得ることができます。
バッチファイルを利用することで、pingコマンドの連続実行を簡単にし、作業の効率化を図ることができます。コマンド操作に不慣れな方でも、この方法ならば手軽に活用できるはずです。