今回は、秋田県山本郡藤里町で開催されている白神山地ブナの森マラソン大会について紹介したいと思います。
白神山地ブナの森マラソン
この大会は、世界自然遺産に登録されている白神山地の麓を走る、坂道が多くてタフなコースとなっています。
コロナ禍による中止もありましたが、2023年大会で10回目の開催となりました。少しずつですが、参加者が増え続けています。
このコースは、坂道好きな方にはたまらない、かなりマニアックなコースとなっています。コースの8割が坂道で、アップダウンの激しさが特徴です。全長21kmのコースでは、標高差は250mにも達します。
種目について
- 21.0kmコース
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坊中橋をスタートし世界自然遺産センター藤里館にフィニッシュする折返しコース
※スタート地点の坊中橋までは徒歩で移動(約300mほど) - 8.8kmコース
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素波里園地をスタートし世界自然遺産センター藤里館にフィニッシュするワンウェイコース
※送迎バスでスタート地点まで選手を輸送します。
大会情報
毎年6月第3日曜日に開催される
2023年大会の募集定員は300名(21.0kmコース250名、8.8kmコース50名)
入賞者には地元特産品なども豪華賞品がある
21kmコースを完走したランナー中から抽選で1名が「屋久島一周ウルトラエコマラニック」に招待される
特別賞多数用意されている(仮装賞、遠来賞、最高齢賞、パフォーマンス賞、とび賞など)
大会当日は、世界自然遺産センター藤里館がメイン会場となります。ここでは、「ふじさとマーケット」というイベントも同時開催されていて、地元の特産品や飲食物などが販売されていました。
大会が終わった後の見どころ
大会会場となっている世界自然遺産センター藤里館のすぐ近くには、自然の美しさが息づく2つの滝があります。
熱いレースを駆け抜けた後は、この感動的な滝の美しさをご堪能いただくことをおすすめします。
この感動的な滝の美に身を委ね、心と体を癒すことができます。
峨瓏大滝(大会会場から1.4km)
道路沿いから望める、とても美しい滝でした。駐車場、トイレ、自動販売機が完備されています。滝の高さは12mです。


銚子の滝(大会会場から750m)
和みの湯手前に駐車場があり、ここから徒歩で200mほどの場所にあります。洞窟の中にある滝のような不思議な空間で、初めて見た時は思わず声を上げました。写真ではそのすごさがうまく伝えられないのが残念です。滝の高さは18mです。

まとめ
自分の知る限りですが、ここまでアップダウンの厳しいコースはなかなかお目にかかれません。激坂が大好きなランナーや新しい挑戦を求めるランナー、達成感を味わいたいランナーにはぴったりの大会だと思います。
藤里町のホームページには、ブナの森マラソン大会に参加されたランナーの声が掲載されています。
世界自然遺産の美しい景色を眺めながら、自分の限界に挑戦できるマニアックなマラソン大会です。